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表面処理技術「SixONy(シクソニィ)」

  • 表面処理技術「SixONy(シクソニィ)」
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二輪車の排気系部品へのコーティングで量産中。
500℃以上の耐熱性・優れた耐食性・耐摩耗性をもつ酸窒化ケイ素膜SiOxNyのナノ膜コーティング技術。慢性問題であった二輪車排気管の熱変色や発錆を20~80nmの膜厚で防ぐことが可能となった。50℃以下で成膜できる反応性スパッタリング法であり様々な金属や樹脂にも成膜可能。膜厚を制御することで多様な色調を表現できる。無色透明膜も可能であるため下地金属や装飾Crめっきの色調を損なわない製品が作れる。また無色透明絶縁膜やガス・水分ハイバリア膜であるため、様々な用途への展開が可能である。

保管場所 ヤマハ発動機株式会社
製作(製造)年 2007
製作者(社) ヤマハ発動機株式会社
資料の種類 量産技術
現状 公開
型式2D1,3C3,
5EL,1RC
5YU,14B
3HT
会社名サクラ工業
搭載車名FZ1
SR400
YZF-R1
MT-01
MT-09
製作年2007
設計者高橋尚久
協力者村越功
構造・方式・手段・方法等PVD:DCマグネトロン反応性スパッタリング法
機能・作用等耐熱性
耐食性
耐磨耗性
無色透明
絶縁性
ガスバリア性
水分バリア性
加飾
効果金属に成膜し500℃×24hr加熱しても変色しない。
塩水噴霧試験を行っても錆びない。
ビッカース硬さ1000HV以上。
エピソード・話題性宝石の輝きを持つセラミックス皮膜。
ナノオーダーの膜厚、無色透明で500℃以上の耐熱性を持つ皮膜は世界初。
2016年1月29日国際ナノテクノロジー総合展,nano tech 大賞「独創賞」を受賞。
様々な業種や商品での引き合いがあり、自動車部品用やキッチン用品、ゴルフ道具などに生産展開中。
2017年女子ゴルファー藤田さいきプロの用具に青色コーティングし実戦使用中。5月のリゾートトラストレディスオープンで2位に入った。
参考文献1)高橋尚久,村越 功,「耐熱・耐食性に優れたナノ膜コーティング技術開発」
Yamaha Motor Technical Review, No. 46, pp.4-11, (2010),
http://global.yamaha-motor.com/jp/profile/technical/publish/no46/gs02
2)高橋 尚久,ナノ膜コーティング技術 "SixONyTM"( シクソニィ)の展開,NanotechJapan Bulletin Vol. 9, No. 4, 2016
その他事項2016年1月27日
日刊工業新聞掲載